けーすけのアクロバティックな人生パラグライダーブログ

東証一部上場企業を辞め、海外移住を目指しながら、暇さえあればパラグライダーのアクロバットをしているクレイジーガイ

アクロバティック用パラグライダーの試乗

グーテンターグ、けーすけです。

 

先日、オーストリアチロル地方にあるKössen (コッセン) という山に行ってきました。

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Kössen のゴンドラ乗り場。ここから山の中腹 海抜約1,500m までゴンドラで登って飛びます。

今回ここを訪れた目的はアクロ用のグライダーの試乗です。

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試乗したのはこれ。


ちなみに現在私が持っているグライダーは2機あります。

具体的には、フリースタイル用グライダーと、いわゆるノーマルグライダー (EN-Cクラス) です。

 2機持っている理由は、基本的にはアクロスタイルのフライトをしたいけど、選択肢の幅を拡げるためです。

要は、天気、風、練習したい内容などの条件によって最適なグライダーに乗りたかったのです。

  • 風が弱く、比較的低い山から飛び、上昇気流もまあありそうかなという時はノーマルグライダー
  • 逆に風がとても強いときやある程度高度がある山から飛ぶ、または上昇気流がバンバンに強そうで、上空がとても荒れていそうな状況のときはフリースタイルグライダー

という使い分けをしていました。

 

ざっくり言うと2つのグライダーの違いは

  • ノーマルグライダー:高度が比較的落ちにくい、何もしないと乱気流によって空中でつぶれることがある、旋回が比較的大回り
  • フリースタイルグライダー:高度がすぐ落ちる、前進するスピードが比較的速い、何もしなければ空中でつぶれることがほぼない、小回りがすごく効く、ダイナミックな動きをしやすい

 

自分は基本的にびゅんびゅんグライダーを動かしたり、繊細なコントロールをすることが、楽しさを感じて好きです。

なので、アクロをしたいのです。

 

でも東京に住んでいた頃に普段飛んでいた山はあまり高度が無く、上昇気流で高く飛べるかどうかは、極論で言うと飛んでみないとわかりませんでした。

そんな環境でアクロをしたいからといってフリースタイルグライダーばっかりで飛んでいると、万が一上昇できなかったときは、アクロ的なことをするまでもなくただ単に飛んで降りるだけです。

そんなことを避けるために選択肢を増やす手段として2機持っています。

 

ですがヨーロッパに来てからは、アルプス周辺に住んでいることもあって、ノーマルグライダーに乗らなければならないような高度の低い山で飛ぶことがありがたいことにあまりないのでほとんど使っていません。

なので売ろうと思っています。

(急に宣伝みたいになってしまって、嫌な方もいるかもしれませんが、、、 ↓ ぜひこの記事を覗いてみてやってください。興味ある方は直接コメントいただいても全く問題ありません。興味なくてもせめてシェアしていただけるととてもうれしい気持ちになります。。。)

www.ebay.at

 

 

で、話を戻します。

つまり、いまはフリースタイルグライダーの一択でアクロの練習をしているんですが、やはりできることが限られてきます。

特にタンブリング (宙返り) はアクログライダーに比べて、フリースタイルグライダーではとても難しいです。

アクログライダーはシューティングしたがるように作られているのに比べて、フリースタイルグライダーは真っ直ぐに飛ぼうとしたがるように作られているからです。

 

ただ安全面ではアクログライダーよりもフリースタイルグライダーの方が抜群に安全性が高いです。

なんでかというと操作がフリースタイルグライダーの方が比較的簡単で、操作ミスをしたとしても重大な事態にはなりにくいからです。

アクログライダーは大抵どのメーカーのグライダーもとても柔らかく、少しのミスがライザーのツイストや餃子 (宙返りしたときとかにグライダーの上に人が落ちる状態) につながります。

 

でもその分、アクログライダーの方がよりダイナミックな動きができて、できるトリックの種類が増えます。

なので色々なメーカーの色々なサイズのグライダーに試乗して吟味しているところです。

 

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ここは南風以外飛べます。この向きは西向き。テイクオフの行列を待ってる所。

 

この試乗した日のフライトをネットに挙げているので時間ある時にでも見てみて下さい。

 

www.youtube.com

 

ではでは、チャオ~。